RESIDENCE SoH


大阪府堺市内にある鉄骨造2階建ての 5 人家族のための住宅である。ここでは、敷地 の中にプランを置くのではなく、敷地全体を一つのヴォリュームと捉え、それを6つの 層(レイヤー)に分け、全てのレイヤーを立体的に繋いでいくという試みをしている。 住宅の玄関を兼ねたガレージのレイヤー→LDK のレイヤー→子供スペースのレイヤー →ロフトのレイヤー→主寝室のレイヤー→庭のレイヤー→ガレージのレイヤーの順番 で6つのレイヤーを階段で行き来しながら、元のレイヤーに戻ることが出来る一筆書 きのような動線を持つヴォリュームである。各レイヤーは互いの存在感を感じられる 程度に、ほどよく繋がることで、空間に流れるような動きが生まれ、それにより、立体 的なプランが成立している。

構造:片岡構造一級建築士事務所
写真:市川かおり