fuseika

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Concept

芦屋川と高座川に挟まれ、鷹尾山を背に、東を見れば山邑邸、西を見れば滴翠美術館。谷崎潤一郎の小説のシーンのような、建築家にとって、またとない条件が揃った土地での計画である。それだけではない。北側以外の三方は全て道路に面している為、2つの川に挟まれ、風通しが良いという条件を活かし、家の三方全てを、中間領域を挟んだ2重の引戸で開閉することで自然風を取り込んでいる。この2重の引戸の1つはガラス戸、1つは網入り格子戸になっており、風と視線のコントロールを担いつつ、建築の表情を変える仕掛けでもある。更に3方に開放された外周部には植栽をすることで、既存樹と繋がるグリーントンネルが出来たり、目隠しになったりと、それらの緑は面によって機能と景観という2つの役割を果たす。

写真:小川 重雄